贅沢空間のレイヤードスタイルな家 ≪帝塚山中1丁目≫

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シェルターのように閉じた外観。
家の中は、風が抜ける開放感あふれる家。

「周囲の建物の雰囲気になじませつつ、存在感ももたせたい。」「造形にこだわった空間もよいが、ただただ雰囲気やムードの追求もしてみたい。」 住まいづくりのなかで、外観や空間デザインの検討をはじめたときに、誰もが、しっくりくるデザインと出会うための「手がかり」を探ったことがあるのでないかと思われます。

この家は、邸宅街の中の一棟として出発点し、「中へ入ったときの意外性」「家全体に光が満ちてゆく感覚」などをモチーフに、何か新鮮なもの、豊かな時間を過ごせそうな予感などを醸し出す建物デザインを試みました。

コンセプト

  • 階段デザイン

    階段を建物の中央部に配置していますが、階段ホールの壁や手すり壁が空間や視界をさえぎらないようなデザインとしました。

    2階のLDKが階段のこちら側と向こう側に分断されないほか、1階から3階までの全体で一体感が感じられます。

  • 間接照明

    柔らかな照明を、壁と天井の境目などのエッジ部分に配することで空間をぼやかせ、包み込まれるような雰囲気を醸し出します。

  • デッキスペース

    屋外のデッキスペースと屋内を一体的に使えるセカンドリビング、その中での過ごし方の豊かさなどにも目配りしています。

  • 外観

    フェンスや生垣などで囲われた家の多い邸宅街の1棟。開口の少ないファサードとすることで、外から生活空間が直接に見えにくいだけでなく、「中がどうなっているのかな?」と興味をかき立てる建物となりました。

土地面積 : 106.13㎡(32.10坪)
建延面積 : 128.78㎡(38.95坪)

  • 2F/LDK

    光と風が家中を闊歩できる
    中央のスケルトン階段が印象的。

    家族が自然と集まるLDKには一際目を引く階段が、真ん中に設けられています。リビングとダイニング・キッチンを分断していないので、どちらの空間にいても互いにコミュニケーションをとりやすい配慮がなされています。また、この階段は1階と3階の窓から風と光を取り込み、循環させる役割も兼ね備えています。大阪市内の狭小地でありながら、自然を感じつつ換気が出来る機能的でデザイン性の高い階段にしています。

    【2階レイアウト】

    リビングスペースには大きな窓を設け、その外側に外部吹抜けを設けました。通りからの人の視線など気にせず、採光のみを得ることができる設計となっています。

    【リビング】

    リビングの窓からはガレージ上部の吹き抜けを覗くことができ、採光が確保できていることが感じられます。気になるエアコンやWiFiの配線は、クローゼット内に配置し、生活する上で気にならないようにしています。

    【収納&目隠し】

    リビングに設けているクローゼットの中にエアコンやWi-Fiの配線を集約し、収納と目隠しの役割を兼ね備えています。ごちゃごちゃしがちな配線を隠すことで部屋をスッキリと保つことができます。

    【アイランドキッチン】

    キッチンの周りをぐるっと回遊できるアイランドキッチンを採用しています。間仕切りがないので空間が広く感じられると同時に、ダイニングやパントリーなどへのアクセスもスムーズです。

    【ダイニング】

    壁をできる限り取り除くことで開放感を感じられるように設計しています。間接照明やダウンライトを採用することで、シックで優雅な空間を演出し、家族が落ち着いて暮らせる配慮をしました。

    【収納も豊富なキッチン】

    LDKがすべて見渡せるキッチン。目の間にダイニングがあるので、料理を作ってすぐ提供できます。キッチンはマルチ収納を採用しています。前面にも収納スペースがあるので、食器や小物などをすっきり片付けておけます。

    • 【手洗い場】

      階段降りてすぐの所に手洗い場を設けました。食事前などサッと手を洗ってう事ができます。

    • 【風が通る鉄骨階段】

      家の中心部に階段を設けています。1階と3階のそれぞれに窓を設け、家全体に風が抜けるように設計しています。空気が循環し、快適にお過ごしいただけます。

  • 1階/SECOND LIVING

    スペースを贅沢に使った
    モダンリゾートな空間

    ガレージの上を見上げると突き抜けるような吹き抜けを設けています。閉塞感を感じる外観ですが、じっくり観察することで開放感を感じられます。
    2階のLDKと雰囲気をあえて変えた1階のセカンドリビング。レセプションルームをイメージして設計しています。ウッドデッキを敷いた庭を設け、室内と屋外どちらでも快適に過ごせるようにしています。フォールディング窓を開け放つと優雅な大空間を感じる1室になります。

    【1階レイアウト】

    玄関から入ってすぐ左の引き戸を開けると、靴の他にアウターもかけておけるハンガーパイプが備わったシューズインクロークがあります。ここを通り抜けて2階や洗面室へ行けます。

    【セカンドリビング】

    ウッドデッキを望める1階洋室はセカンドリビングとして活用できます。レセプションルームを意識した内装は、リゾート感のある床材やクロスを採用。ゲストとラグジュアリーで上質な一時をお過ごしいただけます。

    【洗面室】

    造作台を設計士が家全体のコンセプトや雰囲気に合わせてイチから設計したオリジナルです。それに見合う洗面ボウルやタイル、鏡をチョイス。使うたびに気持ちが少し上がるおしゃれな雰囲気にしています。

    【玄関ポーチ】

    玄関に入るとスタイリッシュなエコカラットが目を引きます。タイルもストーンタイプの質感のものを選んでいます。

    • 【玄関ニッチ】

      シンプルな玄関が少しリッチな印象に変わります。

    • 【SIC+FCL】

      シューズインクローゼットを抜けるとそのままファミリークロゼットに繋がっています。

    • 【SIC+FCL】

      ファミリークリーゼットはカバンやレイングッズ、コートなどをお出かけ前後にサッと片付けられ、玄関周りで支度が完結できます。

    【ガレージ】

    フェンスや生垣などで囲われた家の多い邸宅街の1棟。開口の少ないファサードとすることで、外から生活空間が直接に見えにくいだけでなく、「中がどうなっているのかな?」と興味がわく建物となりました。

    【吹き抜け】

    ガレージの奥を見上げると吹き抜けになっています。大きな窓には吹き抜けからの採光も確保できる設計です。

  • 3階/ROOM

    スキップフロアと間接照明を巧みに使った
    ホテルライクな寝室

    よりプライベート空間を重視した3階には主寝室を設けました。床を一段高く上げているスキップフロアを採用し、1室の中で人がくつろぐスペースと動くスペースを分けています。ニッチにはアクセントクロスの代わりにエコカラットを使用し、それを照らすように間接照明を設けています。デザイン性を向上させ、さらにはラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。

    【3階レイアウト】

    3階の主寝室となる洋室は、床が一部高くなった小上がりを設けており、ホテルのような雰囲気を感じさせます。奥にはウォークインクローゼットもあり、身支度をすべてここで済ませることができます。

    【主寝室】

    ゆったりくつろげるスペースを意識した主寝室はスキップフロアを採用。段差を設けることで、間仕切りがなくても空間にメリハリがつきます。縦の空間にゆとりができるので快適です。

    【ウォークインクローゼット】

    主寝室の横には大きなウォークインクローゼットが設置されています。扉がないのでスムーズに支度ができるようになっています。

    【バルコニー】

    周りに遮るものがなく陽当たりは良好です。

    【階段ホール】

    3階階段室は吹き抜けになっています。南側壁面にはFIX窓を設け、下の階まで光が届くようしています。

    【洋室】

    各洋室には収納を確保しています。